ぬいぐるみくじ発見紀

水族館や動物園のぬいぐるみくじについてや、観光地の訪問記です。

レア生物追っかけレポ ~オオメンダコ~ 2022年8月@アクアマリンふくしま

今年2022年7月2日、福島県にある水族館アクアマリンふくしまにとある深海生物がやって来た。

オオメンダコ(写真中央)

オオメンダコである。

北海道の羅臼沖800m-1200mで採集された個体のようで、長期飼育の難しい生物である。

 

筆者はこのオオメンダコに会うため、この夏初めてこちらの水族館を訪ねた。(9月11日展示終了したそうです。71日間飼育されていたことになるため、結構長生きしてくれたのではないでしょうか。)

 

こちらの水族館はとても大きく、たくさんの展示があるため、順路を追ってオオメンダコに会うまでにもたくさんの生物たちに会いました。

見た展示の順に追って撮った写真とともにざっくり紹介します。

オオメンダコについてすぐ見たい方は目次のリンクからどうぞ。(「親潮アイスボックス」のコーナーにいます)

(いくつかのコーナーは紹介しきれなかったため省略しています)

※本記事はアフィリエイトを含みます。

 

アクアマリンふくしまとは

偶然でしょうか?船が止まっていました。

福島県いわき市小名浜にある大きな水族館。

「環境水族館」として「海を通して『人と地球の未来』を考える」ことを理念としている。(公式より)

展示生物は約800種に上るとのこと。

 

魚やアシカ、トドといった海の生き物だけでなく、ネズミやタヌキ、フェネックのような陸の生き物も展示している。

泉駅からバスで20分、イオンモール小名浜店前の停留所で降り、同モールと道路を挟んだ向かいの海側に同水族館がある。

 

早速入館!

アクアマリンふくしま エントランス

エントランスの建物でチケットを買い、園内に入る。

ちなみにエントランスの隣にお土産屋「JOHMON(じょうもん)」がある。これはあとで寄ることにした。

 

さて、早速本館まで歩いて行こう。

この水族館は、園内にいくつかの建物があり、それらを巡って見学するスタイルとなる。屋外を移動することになるので、雨天時は傘など雨具が必須である。

 

いざ本館へ

本館入り口 (お客様が写らないように加工してあります)

と、ここで本館入り口の横を見ると、縄文柴犬の展示区画が。

シュッとした顔つきの縄文柴犬

別の日に訪れた時は、本館の入口の前の園路をスタッフさんに連れられて歩いていました。散歩していたようです。その時は背中を撫でさせてもらいました。

 

縄文柴犬を横目に本館へ入館。

 

この日はたくさんの風鈴が迎えてくれました。願い事が書かれた短冊や海の生き物のオブジェになっているものもいくつかありました。

(風鈴のトンネルになっていて、木の枠の中を歩けました。)

 

奥の方では企画展として「絵本すいぞくかん アクアマリンふくしま×スイミー」が開かれていました。これはまた後ほど記事にしようと思います。

海・生命の進化

さて、入って右側の入り口から入ると映像コーナーがあり、そして奥へ進むといよいよ生き物たちの展示が始まります。

太古の生命の進化について、化石と実際の生体の展示により解説するコーナーです。

シロチョウザメ かなり大きい 何歳なのだろうか
(後ろ半分が途切れてますスミマセン。。。)

油壺マリンパークにいたシロチョウザメたちも大きかったですが、ここのもかなり大きいです。年季を感じる…!

 

標本や化石などの展示があるところが、博物館的な面も。

ふくしまの川と沿岸

エレベーターで四階へ一気に登ると淡水魚たちの展示ゾーンがあります。

イワナやヤマメ、鯉やナマズ、カエルたちがいます。

潮目の海(上から)

淡水ゾーンを抜けると、ここアクアマリンふくしまの代表水槽とも言える「潮目の海」の水槽が現れます。

 

向かって左側が黒潮水槽、右側が親潮水槽。(下の写真は黒潮水槽)

たくさんのイワシたちがお出迎え

 

こちらの水槽はここより先の順路で下から眺めることもできます。

 

時間が合えば餌やりをしているところも見れるそうです。

潮目の水槽の通路を挟んで反対側には浅瀬の生き物たちがいます。

 

北の海の海獣・海鳥

通路を進むと、アザラシ、そしてトドがいました!

咆哮するトド

この日会えたのはゴマフアザラシ二頭、トドが三頭です。トドはこの時は泳いでいて、顔を出すたびに吠えていました。

本館の外にいると聞こえてきた謎の音の主はこの子だったんですね。

 

トドたちの隣にはエトピリカやウミガラスたちがいます。水槽の中で一所懸命足を動かし泳いでいる子たちもいました。

 

海鳥たちを横目に次へ進むと再び屋根のある屋内へ入ります。

 

オセアニック・ガリレア

休憩コーナーの傍にあった展示

 

アクアマリンふくしまが取り組んでいる研究や活動を紹介するコーナーです

 

ニホンウナギについての解説コーナーがありました。

ニホンウナギの生体展示 一匹ヌシのように大きいのがいる(写真中央がヌシ)

 

再び進むと熱帯アジアの水辺のエリアが現れます。

熱帯アジアの水辺



そして下り、屋内へ。サンゴ礁の生き物の水槽が現れます。

大きな水槽を色とりどりの魚たちが泳いでいます。

潮目の海(2階部分)

進むと潮目の海の水槽を下側から見ることができます。アクアマリンふくしまのカオとも言える三角トンネルがこれですね。(通路の上から撮ったので手すりが写ってます汗)

写真左側はカレイたちのいる親潮水槽、気泡が下から出ている右側がマグロやイワシのいる黒潮水槽。

 

ヒレの鮮やかなホウボウ

 

トンネルの中で、斜面に沿って登って行ったカレイを下から眺める。カレイやホウボウと言った海底の生き物が縦横無尽に泳ぎ回るのを見れるも、広々とした水槽ならでは。

 

 

親潮アイスボックス(オオメンダコはココ!)

潮目の海の横の通路を通っていくと、ついにオオメンダコのいる「親潮アイスボックス」へ!

並べられた小さめの水槽に様々な珍しい生き物たちが展示されています。

 

↑クマガイウオ

 

↑オオグチボヤ

 

オオメンダコ、オオメンダコ…

 

 

いました!

足元の横長の水槽にいました。

今まで「メンダコ」は見たことがあったのですが「オオメンダコ」は初めてです。

 

「メンダコ」と比べてもかなり大きいです。

この個体は子ども用の帽子くらいあるんじゃないでしょうか。

 

この日の午後何度か水槽を覗いたところ、オオメンダコが泳いでいました。

 

フワー

 

ヒュオッ!

 

 

ゆらあ

 

夕方になると水槽の照度も落とされていました。スマホのカメラではキツいかもしれません。

 

そういえば東京・池袋のサンシャイン水族館で今年2月にメンダコが飼育されて、飼育最長記録を更新しましたが、サンシャイン水族館の公式Twitterに「カメラを向けるとアピールするようになった」とありました。

 

ここのオオメンダコさんも、筆者の感じでは「今お客さんがカメラを向けたから泳ぎ出したのかな?」のように見受けられることが何回かありました。

 

目をつぶって寝ている(休んでいる)ときはもちろんカメラを向けても「なんだい」と言わんばかりにじっとしています。(筆者の主観ですが笑)

 

そもそもメンダコたちはデリケートで、本来カメラを向けただけでもストレスを感じると言われているそうで(驚)

 

映ってもらったらそっと見守りつつオオメンダコをあとに、潮目のトンネルを奥へと進みます。

 

福島県浜通りの大陸棚にスポットを当てた展示があります。

サンマや、ミズダコ、アブラボウズなどがいます。

 

友好提携園館情報コーナー・パラオの海

パラオの海の生き物たち こちらも色とりどりの魚たちがいます。

 

7月には七夕飾りがありました。



お土産屋「uminos」

スロープを辿った先に お土産屋「uminos(ウミノス)」があります。

 

園の入口の横のショップ「JOHMON」では扱っていない商品もありました!

こちらはまた別記事で詳細を取り上げようと思います。

 

そして「uminos」の前を通り過ぎて、エントランスに戻ってきました。

 

他にも「アクアマリンえっぐ」など別棟にもたくさんの展示や体験ゾーンがあります。

こちらはまた次の記事で書こうと思います。

 

まとめ

展示がとても充実している、アクアマリンふくしま。珍しい生き物たちも頑張って紹介してくださっています。

魅力たっぷりの場所なので、人によっては一日いても飽きないかもしれません。

 

近くにも「いわき・ら・ら・ミュウ」や遊覧船などがありますので、ぜひ楽しい一日を過ごしてくださいね!

 

それではまた!

 

 

おすすめメンダコのぬいぐるみ

筆者の持っているメンダコのぬいぐるみです。実物のオオメンダコよりも小さめですが、もちもちしていてとても良い触り心地です。ご自分に、ご家族に、ご友人に、プレゼントとしていかがでしょうか?